人間の脳は、生まれた直後から発達を始め、1歳頃にかけて急速にそのスピードを増していきます。 その後も発達は続き、3歳までに約80%、6歳までに約90%が完成するといわれています。
この数字が示しているのは、幼児期が単なる「準備期間」ではなく、 人生の土台そのものが形づくられる決定的な時期だということです。
0〜3歳は、知識を覚えることだけを目的にする時期ではありません。
一方で、その後の学びが自然に伸びていくための「思考の土台」が急速につくられる、とても大切な時期でもあります。
この時期の子どもたちは、見て、触れて、比べて、試して、うまくいかなかったらまたやってみる、という体験を繰り返しながら、
世界を理解していきます。
そうした体験の積み重ねが、考える力や集中して取り組む力、言葉で理解する力の原型を育てていきます。
MEDELでは、0〜3歳を「知育を始める時期」と捉えるのではなく、 知育が意味を持って伸びていくための準備が整っていく時期と考えています。
MEDELでは、0歳クラスから親子分離の環境を取り入れています。 それは、早く自立させるためではありません。
抱っこしてほしい子は、とことん抱っこします。 泣きたいときは、しっかり受け止めます。 「いつでも戻れる安心」があるからこそ、子どもは自分から一歩を踏み出せるのです。
この基本的な安心感が育つことで、脳は外の世界に関心を向け、 経験を吸収しやすい状態になります。
親子分離の環境の中で、子どもたちは少しずつ 「感じる」「選ぶ」「関わる」経験を重ねていきます。
これらはすべて、後から教え込むことが難しい力です。
だからこそ、最も育ちやすい幼児期に「種をまく」ことを大切にしています。
年中・年長期になると、身だしなみ、姿勢、話を聞く態度、 集団の中での振る舞いなどが自然と求められるようになります。
これらは受験対策として語られることもありますが、 本質的には「社会で信頼される人間の基礎」です。
MEDELでは、0歳から6歳までを一貫した「育ちの連続」として捉えています。
目先の成果や早さを競うのではなく、子ども一人ひとりが安心の中で経験を重ね、
自分の力で世界に向かっていける土台を育てることを大切にしています。
0〜3歳で育つ「集中して取り組む力」「考え続ける力」「わからないことに向き合う姿勢」は、
年中・年長期の学習や受験だけでなく、その先の学び全体を支える力になります。
親子分離という選択も、そのための一つの環境づくりです。
離すことが目的なのではなく、「信頼できる大人がそばにいる安心」を土台に、
子ども自身が一歩を踏み出せるよう支えていきます。
